Amazon EC2 vs Google App Engine vs Microsoft Azure

クラウドコンピューティングを提供している3社の特徴について、比較の記事が紹介されています。


InfoQ : Amazon EC2、Google App Engine、Microsoft Azureの比較


簡単に特徴をまとめると、以下のようになります。

  • Amazon EC2
    • どんなソフトウェアでもインストールできる仮想マシンを提供しており、ユーザーは好きな時に好きなだけのストレージを使うことができる。
    • インターネット標準とオープンソースのプラットフォームを非常に柔軟なプラットフォームを作るために活用している。
  • Google App Engine
    • Python言語とDjango開発フレームワークGoogleBigTableデータベース/ストレージシステム、そしてGoogle File System(GFS)から成り立つ決められた環境を提供しており、Googleフレームワークを知っているディベロッパにとっては比較的簡単に始められる。
    • 巨大なデータベースと社内の開発手法によって得られた自社の成果を、強力である一方で限定的な環境に活かしている。
  • Microsoft Azure
    • .NETが動作する環境を提供しており、.NETフレームワーク向けにVisual Studioで開発されたアプリケーションが比較的簡単に「クラウド」へ移すことが可能。
    • ディベロッパとツールが多い強みを活かしておそらく最も構成サービスの多いプラットフォームを作ろうとしている。


つい最近では、WBS(ワールドビジネスサテライト@テレビ東京)でも、クラウドコンピューティングの特集が放送されていました。


クラウドコンピューティング」という言葉は、まだ、Buzzワードと感じる面もありますが、その一方で、もう、IT業界の専門用語ではなくビジネス一般用語と言える広がりを見せているようです。


業務では、セキュリティ上の制約で、簡単に利用するのは難しいことも多いのですが、ASP」→「SaaS」→「PaaS」「HaaS」ときて、「クラウド」と、ローカルの環境からネットワーク上への環境へと、急速に変化してきています(「SaaS」という言葉が登場したのは、2004年頃のため、そこからの変化が特に大きい)。


今後のソフトウェア開発も、クラウドなしでは、時代遅れになっていくと予測されます。