VMWare ESXiの無償提供を開始
VMWareでは、「VMWare Server」が以前より無償提供されていましたが、7/29より「VMWare ESXi」も無償提供が開始されました。
http://www.vmware.com/jp/company/news/releases/esxi_free.html
これは、Microsoft Server 2008の標準機能として提供される「Hyper-V」に対抗してのものですね。
「VMWare ESXi」も「Hyper-V」も、ハイパーバイザーがウリのようですが、これまでの仮想化と何が違うのか、良く分かっていませんでした。
改めて調べてみたところ、以下のような関係になるようです。
タイプ | 説明 | VMWare | Microsoft |
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Type2 ハイパーバイザ | ハードウェア上でまずOS(ホストOS)が稼働し、その上でハイパーバイザ(仮想化ソフト)が稼働し、更にはハイパーバイザの上で更に別のOS(ゲストOS)が稼働する方式 | VMware Server | Virtual Server |
Type1 ハイパーバイザ | 全てのOSは、ハイパーバイザ(仮想化ソフト)上で稼働する方式 | VMware ESXi | Hyper-V |
Type2の場合、ホストOSを稼働させるためにある程度CPU/メモリが消費されてしまうため、無駄に感じていたのですが、Type1では、そのような心配も不要そうですね。
「VMWare ESXi」は、管理コンソールなしで、32MBのディスクしか占有しないため、USBなどにも搭載できてしまうそうです。