Trac Lightning 2.0.0 リリース
何度かbeta版がリリースされていましたが、正式に2.0.0がリリースされました。
早速インストールしてみましたが、問題なく動作しました。
1.8.x --> 2.0.0での主な変更点は、以下のようになります。
- Subversion 1.5 の利用
- どこに何をマージしたのかを追跡するマージトラッキング(Merge Tracking)機能
- 特定箇所のみを取り出すのに、広大なる木構造を取り出さなくても済む(Sparse Checkout)機能
- update, switch, mergeによる競合発生時にその競合を対話的に解決する機能。
- 変更リスト(Changelist; 選択した名称に関連づけられたファイルのリスト)のサポート
- shardingを用いたFSFS(Subversionのファイルシステム実装)上の改善
- Trac 0.11-ja の利用
- ワークフローのカスタマイズ機能
- カスタムクエリーの保存機能
- リポジトリブラウザでツリー形式で展開できるようになった
- TracPluginの新規追加
Tracでは、0.11になって便利な機能が多く追加されましたね。
個人的には、これまでSQLを書かなければいけなかったTracチケットのクエリが、ブラウザから条件を選択して保存できるようになったのが特に便利だと感じています。
ワークフロー(チケットのステータス)も、カスタマイズできるようになって、これで、これまではできなかった承認などのステータスの管理もできますね(ブラウザからカスタマイズできないのが少し残念なところなのですが、これはTracPluginでも作るかな・・・)。
また、今回のリリースでは、私も、TracHudsonPluginやRepoSearchPluginのTrac0.11対応をしたものをcontributeさせて頂いたので、ぜひ利用してみてください(といっても、機能的な変更は0.10のときから何もないのですが・・・)。