JaSST'06 in Tokyo 1日目

JaSST(Japan Symposium on Software Testing)に行ってきました。今年で4年目を迎えるそうですが、私は初参加。今年は、2日間で1300人ぐらい参加するらしい(去年は900人ぐらいだったようだ)。思っていたより参加者が多くてビックリ。テストへの関心が強まっている証ですかねぇ。

基調講演は、「体系的ソフトウェアテスト入門」の著者 Rick Craig 氏。あの本は名著だよね。テストの計画から実施までが分かりやすく書いてあり、テストの勉強をこれから始める人にはお勧め。ページ数は多いけど、これ一冊でテスト全般を網羅している。

基調講演の内容は、リスク分析に基づいたテストの優先度付けについて。リソース(時間/人/金など)は有限だから、リスクの高いものを中心に実施していこう、というもの。リスクの高低は、不具合の発生確率と影響度との和で考える。
Rick Craig 氏は、Feature(ユーザが操作する機能)に対して優先度付けをしていたけど、それってリスクが低いFeatureはテストしないことになるんだよね。リスク分析に基づいてテストする/しないを決定するのには賛成なんだけど、さすがに、テストしない機能があるのは不安になるな。正常系/異常系ぐらいは分けて考えたいと感じる。

それと、セミナー終了後の情報交換会で、「Software Factories」が抽選で当たったよ!!昨年末に出たばっかりの本だけど、それが早速もらえるなんて、かなりうれしいゾ。